一冊丸ごとTYPE-MOONということでネタがありすぎてまとめるのが難しいです。
新作3本につきましては大まかな説明は「TECH GIAN 2008-06」に譲るとしまして
こちらでは細かい情報を少しピックアップします。
まずまほよですが、こちらでは発売時期が「2009年初頭予定」となっていました。
そしてキャラクターについて。
蒼崎青子と久遠寺有珠は「Character Material」で登場していましたが
青子ともう一人の主人公といわれる静希草十郎のイラストです。
昔のビジュアルとはかなり変わっている感じがしますね
そして、
>あらゆる点がいたって「普通」だが。ただ一点が一般人と異なっている。
という設定とか。首の包帯らしきものが気になるところです。
「Girl's Work」については公開されている数枚の背景が既にクオリティが高すぎて
やばいです。気の早い話ですが、コレ背景集とか出たらいいのに。
続いて武内さんへのロングインタビューです。
新作を中心に6ページみっちり語られています。
気になったポイントだけ抜き出します。
まずはまほよについて。
・主人公は青子と草十郎の二人
・80年代後半が舞台
・「Fate]などよりもプレイ時間は短くなるが、その分密度やクオリティを上げていく
という方向性
・価格設定はボリュームにあわせて設定したいと思っている
・全年齢向けの理由は元々一般向け作品だったという部分が大きい
大切な作品なので、大筋の内容を変えるようなことはしたくなかった
・全年齢で家庭用ゲーム機ではなくPCなのは画面の解像度が高くて
きれいな絵をみせられるから
家庭用は規制が厳しいため表現の自由を制限されたくないというのもある
・対象年齢はある程度低めに設定しているので、家庭用ゲーム機への移植は
視野に入れたい
続いて「月姫」です。
・本格的な制作に入るのはまほよが一段落したからなので、発売はまだまだ先
・すべてのCGを位置から作り直すことになると思う
・レーティングについては発売時期の状況によって色々な影響を受けそうなので
現時点では「未定」
・ボイスが付くことについては良し悪しあるので作品にとってプラスかマイナスかを
見極めたうえで選択する
最後に「Girls' Work」です。
・奈須さんと武内さんは監修という立場
・まほよの後に月姫かGWかどちらが来るのかは未定
・あくまでも本作は星空めてお氏の作品なので魔術や聖堂教会といったものは登場しない
ただし、彼がこれまでにやってきた方法論がそのまま使われているわけではない
目標は星空めておとTYPE-MOON作品の融合
>――TYPE-MOONの新機軸として、新たなスタッフを起用した意図とは何でしょうか?
>武内 これまでTYPE-MOONは奈須が作り上げた「奈須ワールド」ともいえる世界を
>舞台にした作品をお届けしてきました。そして、ありがたいことに多くのファンに
>支持していただくことができました。ですが、TYPE-MOONというブランドの底力を
>上げていくことを考えたときに、僕と奈須ではない、別の人間が作り上げた柱が
>必要になると思ったんです。そこで、以前ライアーソフトで「腐り姫」
>「SEVEN BRIDGE」といった一連の作品を手がけていた星空めてお氏と、彼とコンビを
>組んでおられた茗荷屋甚六氏を起用しました。もともと「Fate/hollow ataraxia」を
>制作する際にシナリオライターの募集をかけたんですが、そのときにご連絡を
>いただいたのが、そもそものきっかけです。おふたりともこの業界で屈指の実力を
>もつシナリオライターです。新しい挑戦という意味では、これ以上ない布陣に
>なったと思っています。
だいたいこんなところで。
インタビュアーの方のツボを押さえた質問のおかげで、3作品のタイトルと
その布陣を聞いたときに感じた疑問などがほぼ全て解消されました。
これ以外にも様々なことが語られています。
新作以外についても大量に記事があったのですが、それ故細かく紹介しだすと
キリがないのでこの辺で。
個人的にオススメは、ufotableの近藤光プロデューサー、一章のあおきえい監督
二章の野中卓也監督、三章の小船井充監督、脚本の平松正樹さんによる対談記事、
そして6ページにおよぶ中田譲治さんへのロングインタビュー記事です。
とても興味深く読ませていただきました。必見です。
最後に情報を。
「フェイト/タイガーころしあむアッパー」というタイガーころしあむの続編が
発売されるようです。発売日は未定。
新規キャラ2体分のシルエットが。
あえて言い切ってしまうとアンリと切嗣でしょう。
また「MELTY BLOOD Actress Again」ですが稼動は今春予定との表記が。
アンコは変わらず6月予定です。