谷口果然是TOPS,不过下面的发言到底有多少认真多少是用来钓鱼的呢
――今年の歴代作品の発表では、”絆”をキーワードにしているんですが、この物語で”絆”と言えば?
谷口 例えばジェレミアは、ほかのキャラクターと”絆”があるようで、実は無いんですね。彼が一方的にあると思っている”絆”でしかない。たとえばルルーシュのギアスは、個々の心のベクトルを遮断して、”絆”を 無視してしまう。逆に強制的に”絆”を作ってもしまう。
福山 「心の友を増やすギアス」。
谷口 そう、強引にね。そういう意味ではみんな仲良しの”絆”ではない。登場人物がおのおの持っている”絆”は、また別のところに存在しますしね。本来の心のベクトルがどこへ向かうのか、それが肝心なところです。
福山 最近、回を増すごとに、ルルーシュがみんなに依存し始めている気がするんですよ。1話の頃なんか、リヴァルを平気で見捨てる男だと思っていたんですが…。 ルルーシュって、友人の定義が相当甘いですよね。友人になるまでのハードルはすごい高いくせに、越えちゃったらグダグダ(笑)。それがこのところ、特に生徒会に対しては加速している気がするんです。
谷口 そういう風に作ってるんですけど、生っぽすぎるかな。ルルーシュはゼロとして追い詰められていますからね。ストレスもかなりあるはずで、心理的に何かに依存したくなってくる、という考えなんです。
――ナナリーが新総督になって、彼のモチベーションは大丈夫なんですか?
谷口 それは大丈夫ですよ。 きつい言い方かもしれないけれど、妹に人格があるとか意思があるとか、気づいてなかったんですよ、ルルーシュは。だから、妹は妹として大事にした上で、どういう道を選ぶのかというだけですから。
福山 そこに気づけば自尊心の強い人間ですから。
谷口 それがパワーになっていきますよ。
――では、女性ファンの多くが気にしている、スザクとの”絆”はどうなる?
谷口 さっき福山さんが言ったように、ルルーシュは「友情」というものに対する定義はとても甘い、というか、ゆるいんです。私なりに考えるに、ルルーシュとスザクが本当に友人になれるとしたら、これからだろうと思っています。
――ただ、私なりにというのは、どうも世間一般の定義と違うらしいんで(笑)。
福山 これ以上言うと、たぶん、首しめることになりますよ(笑)。
――では、後半のこれからのキーマンは誰になりそうでしょう?
谷口 シュナイゼルかな。話数的に近いところでは、カレンですね。カレンに関しては、私の中では作品のテーマ性、その一部を背負っているキャラクターなので。まあ、最後まで生きている…というようなことはいえませんが… それなりにがんばってくれると思います。死ぬとも言えませんけどね。
福山 目の前の展開で言うと、シャーリーもですよね。「とりかえしのつかないことは、とりかえしがつかない」…。
――これからのルルーシュには、どんなところを期待したらいいでしょう?
谷口 みんなに「ごめんなさい」と言えるかどうかかな。
福山 ルルーシュの「みんな」って、どこまでですか(笑)。
谷口 毎回探してるんだよ、脚本打ち合わせのときに。「ルルーシュ、誰かに『ごめんなさい』と言ってみろ!」(笑)。言わせたいけど、毎回、入らない(笑)。
福山 ルルーシュって減点方式なんですよね。人の良いところを見つけて、点を加えていくという観点が無い。そこが変えられたら「ごめんなさい」と言えるのかな。
谷口 ルルーシュの心情を読み取るのであれば、次回予告を聞いてもらうしかないでしょう。そのためにあるんですから
。
福山 毎回ヒドイ事ばっかり言ってますからね(笑)、都合のいいことばかり。
谷口 一歩間違うと、放送禁止の領域に近づいていきそうで。
福山 今だって、十分、ギリギリアウトじゃないですか(笑)。