第23話「世界を止めて」
ロックオン自身、最後に「何やってるんだろうな、俺は」と言った通りで、結局彼はCBとしての理念や行動を放棄して私怨を晴らすことを選び、結果として命を落としてしまいます。でもそこに彼の人間味が見えたし、「俺は嫌だね」という一言にはこの世界に一石を投じたいという想いが凝縮されています。スタッフの鬼気迫る仕事ぶり、さらに三木さんの演技も素晴らしかった。脱帽のフィルムです。
第24話「終わりなき詩」
あんなに強かったガンダムがジンクスに徹底的にボロボロにされ、CBがどんどん追い詰められていく話。ある意味彼がテロリストとして行った行為の代償を受けていると言えなくもない。リヒティやクリスティナの最後も悲劇的ですが、冷静に言えば因果応報という面もある。もちろん彼らの行為をテロで完全なる悪だと言い切れるわけではありませんし、彼らなりの正義や世の中を変えたいという想いもあるのですが、大局的に見ると、やはり罰を受けざるを得ない存在だった。そんなふうに見えるといいなと。