2ch,
「話がある」 
急に改まった口調になった彼女の共犯者をC.C.は見つめた。 
「俺は皇帝になる」 
静かに、しかし決意を胸に秘めた強い眼差しがC.C.を貫いた。 
ルルーシュは、彼女が大切に守ってきた契約者はもう庇護を必要とする少年ではない。 
運命を自分で切り開くことができる青年の顔をしていた。 
(……もう、ルルーシュに私は必要ない) 
それが、心にすきま風が吹く。泣き出したいような、笑いだしたいような衝動をC.C.は必死で堪えた。 
今、自分はどんな顔をしているのだろう…。ルルーシュにはどう映っているのだろう…。 
「C.C.」 
思考を中断され、C.C.はルルーシュを見上げた。 
ルルーシュは、珍しく何かを言い澱んだような苦い表情をしている。 
「なんだ?」 
C.C.が首を傾げると、ルルーシュはやや乱暴に彼女の左手を引っ張った。 
そして薬指にあるものを嵌める…。 
「……これは…?」 
C.C.は薬指を見つめる。透明な輝きを放つ貴金属。 
「契約だ」 
低い声でルルーシュが言った。 
「お前は俺の隣に立て」 
その意味をわからぬほどC.C.は子供ではなかった。 
「…私に、歴史の表舞台に出ろと?」 
「そうだ」 
「なぜだ?」 
返ってくる答えは予想できたが敢えて問うた。 
「お前が俺の手を取ったときから、お前に引き返す道はない。俺と生き、俺と死ね」 
「だからといって妻になれというつもりか?しかもブリタニア皇妃に」 
「不満か?」 
問われて、C.C.は少し考えた。 
不満ではない、ルルーシュがなぜ自分を選んだのかわからないのが気になるだけだ。 
「ルルーシュ」 
涼しげな顔の紫の瞳からは何も読めない。 
(……だが、悪くない) 
C.C.は微笑んだ。 
「いいだろう、結ぼう、その契約」 
…共に生き、共に死ぬ契約、そして彼は自分の本当の願いを叶えてくれるにちがいない。 
「皇妃になるんだ。新しいドレスがいい。お前のデザインはお断りだぞ」 
意地悪く言うとルルーシュは笑った。 
「我が儘な女だ」 
「そうとも。私はC.C.だからな」 
…これから何が起ころうとも、私達は共にあり続ける…。 おわり 
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「そうとも。私はC.C.だからな」 
叹.... 还有很多說C会便当
>,<  >,<