山本寛 やまもとゆたか 編集
演出家・脚本家。1974年9月1日生、大阪府出身。通称「ヤマカン」。
京都大学卒業後、1998年に有限会社京都アニメーション(現在は株式会社)に入社。プロとしてのデビュー作は「dancingbladeかってに桃天使!」
京都アニメーションではデジタル映像開発室(通称デジタル室)を経て、京都アニメーションの関連会社である有限会社アニメーションDo(旧京都アニメーション大阪スタジオ)で現在は演出や脚本を主に担当していた。「らき☆すた」にて初の監督を担当する。
実写映画を意識したアングルや、細部に凝った演出、テンポの早いカット割りなどが特徴的。
また、フルアニメーションの多用(池田晶子女史曰く、京アニでは武本康弘氏と並んで「動かしたがる」双璧だとか)や、キャラクターを踊らせる印象的なシーンが多く、動かすことへのこだわりが見られる。
京都大学では京都大学アニメーション同好会(京大アニ同)に在籍。
また、映像総合サークルである「スタジオ枯山水」を設立し、現在も会員として所属している。
京大アニ同による自主制作映画、「怨念戦隊ルサンチマン?」へ監督・演出で参加し、話題を集めた。
同氏が脚本・絵コンテ・演出を担当したアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の第1話「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」が印象的だが、劇中の自主製作映画の演出はそれまでに手がけてきた自主製作映画の経験が大いにいかされているようだ。
なお、「涼宮ハルヒの憂鬱」の劇伴音楽を担当している神前暁氏(同氏が作詞をした「恋のミクル伝説」の作曲も担当)とは高校時代の同期であり、「怨念戦隊ルサンチマン?」においても劇伴音楽を依頼している。
アイドル(特にローティーン)好き。Berryz工房の大ファンである。
なお、同じく脚本・絵コンテ・演出を担当したアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の第12話「ライブアライブ」では「ENOZ」というバンドが出てくるが、モチーフは人気ガールズバンドだった「ZONE」であると言われている。
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