親の都合で海外を転々とし、深い友人付き合いを経験したことのない青年・麻生蓮治。
ある冬の日、彼は無人の駅で、ひとりの少女と出会った。
左目を眼帯にふさがれ、空を見上げていた少女・新藤千尋。
“物語”のような出会いを求めていた蓮治にとって、それは運命の転機となった。
お互いに人見知りしながらも、千尋は勇気を振りしぼって蓮治に告げる。
「私と友達になって頂けませんか?」
小説という共通の趣味を通じて、親しくなる2人。
だが、その方向性はまったくの正反対であった。
特殊な障害に苦しみながらも、自分の力で“物語”を生み出そうとする千尋。
ただ“物語”に憧れを抱いていただけの蓮治は、その姿に心を揺らす。
2人は他愛のない日常生活のなかで心を通わせていく。
しかし、いつしか時間という普遍の存在も、彼らの間にミゾを生みだしていった。
千尋のために苦悩する蓮治に、火村夕が告げる。
「たぶん、俺はおまえが知りたいことの答えを知っている」
「でも、それが正しいか間違っているかはわからない」
「答えは、ただ答えでしかないんだ──それを理解しないといけない」
夢を叶えるための現実。
スタートラインに立つための勇気。
2人の“物語”の結末は、大きく異なっていた。
to be continued.
果然還是game製作精良得多:o