四葉のクローバーとシロツメグサ(白詰草)
シロツメグサ(白詰草)はヨーロッパなどから帰化あるいは導入された牧草で、茎が地面にはうように伸び、節部から根を出します。
また、各節から長い葉柄を出して先端に3枚の小葉をつけます。
花は4~7月頃に花茎を伸ばして先端に多くの白色の小花がほぼ球形に固まって咲きます。
一般にクローバーと呼ばれています
シロツメグサ(白詰草)の葉は通常3枚ですが、突然変異で4枚つけることが有ります。
それが四葉(四つ葉)のクローバーで、自然界では10万分の1の確率でしか発見できないために、幸運をもたらすシンボルと言われます。
まれに5枚や6枚のクローバーも発見されていますが、18枚のも見つかっています。
和名:シロツメクサ(白詰草)
科名:マメ科(離弁花/多年草)
花期:5~10月
高さ:10~25cm
原産:ヨーロッパ
学名:Trifolium repens L.
(Trifolium = 3小葉 repens = 匍匐(ほふく)する)
別名:オランダレンゲ(オランダ蓮華)、ツメクサ、オランダゲンゲ、クローバー
英名:White clover
フランス名:tri'fle(トレーフル)
この和名は江戸時代、オランダ人がギヤマン(ガラス器)を箱に入れる時、空いた所にこの枯れ草を詰めて、長崎に船で運んできた事に由来するそうです。そこから「つめくさ」「詰草」と呼ばれました。一つに見える花は、沢山の小さな花が集まって出来ています。
アイルランドの国花であるシャムロック(shamrock)は一説にシロツメグサが当てられている。
シャムロックの三枚の葉は、それぞれ愛(love)、武勇(heroism)、英知(wit)を表している。
クローバーは、蜜蜂たちの大好きな花でクローバーから採れる蜂蜜はクセがなく上品な甘味で、ブドウ糖がふんだんに含まれています。非常にマイルドな高級はちみつで、多くの人に愛されています。
花も葉も茎も長くて柔らかく丈夫なので、編んで色んなものを作って遊べます。花の王冠、花の首飾り、指輪・・・。そんな風に遊んだ事ありませんか。 摘んだ茎をからませて引っ張り合う草相撲にもよく用いました。