此方带人砸了小镜的家。。。。。
「古事記」時代以前に創設された関東最古の大社「鷲宮神社」(埼玉県鷲宮町)に今夏、アニメファンが殺到する異様な現象が起こっている。この神社が人気アニメ「らき☆すた」の美少女キャラが暮らす家と設定されたため、「聖地巡礼」のファンが押し寄せているのだ。アニメ雑誌の記事も拍車をかけ、閑静で神聖な神社町はコスプレ姿やカメラを手にTシャツ、リュック姿という「アニメオタク」(略称「アニヲタ」)が集まる町に一転。異色のアニヲタ絵馬も登場するなど、地元住民が気味悪がる事態となっている。
社伝によると、鷲宮神社は天穂日命(アメノホヒノミコト)らを祀った古代の大社で、日本武尊(ヤマトタケル)や坂上田村麻呂らが東征の際に奉祀したり、鎌倉幕府を開いた源頼朝も武運長久を祈ったといわれる。
この由緒ある神社にアニヲタが集まり始めたのは今年4月から。当初は参拝客に混じって数人が来訪する程度だったが、アニメ雑誌8月号に「『らき☆すた』的聖地探訪」との特集記事が載った7月以降、ファンが急増する事態となった。
「らき☆すた」は美水かがみ作の4コマ漫画で、ゲームやテレビアニメに取り上げられて人気が爆発。アニメ「らき☆すた」は、泉こなたと柊かがみ、つかさの姉妹、高良みゆきの女子高校生4人がメーンキャラクターで、通学する高校のある埼玉県春日部市周辺が舞台。恋愛もの中心の美少女アニメとは異なり、女子高校生のありきたりな日常をまったり描くことで熱狂的なファンをつかんでいる。そして柊姉妹の住まい「鷹宮神社」のモデルがこの鷲宮神社とされている。
アニメ雑誌の特集記事では、鷲宮神社を「かがみとつかさが暮らす神社」、東武伊勢崎線鷲宮駅を「かがみとつかさはここから学校に通っているんだよ」などの記事を地図入りで紹介。さらにオタクの聖地・秋葉原からのアクセスも掲載された。いつしか神社には雑誌の付録「『らき☆すた』遠足のしおり」を手にしたファンが押し寄せるようになり、美少女のイラスト入りで「こなた大好き」「かがみのお見舞いに行ってきます」「こなたはオレの嫁。アハッ、アハッ、アハッ…」など、場違いな願い事の書かれた絵馬まで掲げられるようになった。また、アニメに登場する鳥居の前でキャラクターになりきり、同じポーズで記念撮影を行うのが“聖地巡礼”の作法になっている。