名探偵コナン 337 転落事件の裏事情
(2003.10.13 19:30)
コナンと蘭は小五郎に連れられ、フランスレストランで食事をした。その帰り道、西須三田駅でコナンたちはケンカを目撃する。先頭車両のほうから男の怒声が聞こえると、スーツ姿の若い男がホーム端にいるリュックを担いだ中年の男性に向かって、つかみかかっていったのだ。もみ合う2人は工事中の柵を押し倒し、さらにバランスを崩した中年男性がホームの外へ落下してしまった。見下ろすと、十数メートル下の地上で中年男性は血を流して倒れている。
間もなく警察の現場検証が始まった。警察の調べによると被害者の中年男性は古田という会社員で、ケンカの相手、杉本も都内に務める会社員。杉本と目撃者の証言によると、杉本がリュックを網棚に置いたままトイレに行っている間に、古田がそれを忘れ物だと思い、持って電車を降りたらしい。トイレにいた杉本はそれに気づかず、置き引きされたと勘違いし、古田を追いかけてケンカになったようなのだ。
初めは誤解が生んだ悲劇と思われていたが、杉本のリュックから現金が盗み取られていた。どうやら古田は落とし物を届ける振りをして金を抜き取る窃盗の常習犯だったのだ。起こるべくして起こった事故だと警察も小五郎も納得。事件は解決したと思われたが、コナンだけはリュックの中身から「着信あり」の携帯電話を確認する杉本を見て不審に思う。さらに杉本の下車位置や自動販売機、揉み合い現場を再確認したコナンは事故に裏に隠された事件の真実に気づく。